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会計事務所の仕事内容(データ入力・決算補助・給与計算など)|まずは全体像

仕事の全体フロー(まずはここだけ)

  • 日々の業務(デイリー):領収書・請求書の整理 → 会計ソフトに入力(記帳)
  • 毎月の業務(月次):入力チェック → 月次試算表の作成・簡単なレポート
  • 年のまとめ(年次)決算補助(棚卸や調整仕訳の下準備など) → 申告書作成のサポート
  • 人に関する業務給与計算・年末調整の補助(勤怠データの確認など)

未経験の入口は「データ入力(記帳)」と「書類整理・スキャン」。
ここから少しずつ守備範囲を広げていくイメージです。

データ入力(記帳代行)

  • 目的:日々の入出金を正しく記録して、数字の土台を作る。
  • 主な作業:領収書・通帳明細・請求書を見ながら、会計ソフトへ仕訳入力
  • 未経験の入口勘定科目の型を覚えて、手順どおりに入力できればOK。

データ入力は、まさに「簿記」の知識を活用した業務になります。
簿記3級・2級の勉強で覚えた内容を実務で活用していきます。

決算補助(年次のまとめサポート)

  • 目的:1年分の数字を整えて、決算書が作れる状態にする。
  • 主な作業:未入力・誤入力の洗い出し残高合わせ、資料の取りまとめ。
  • 未経験の入口:指示に沿ってチェックリストを埋めるところから。

決算においては、簿記の知識をベースにしつつ、数値を確認したり、分析したりします。
簿記の勉強の際には意識しきれていない面もあると思いますが、決算を一度でも経験すると会計人として大きくレベルアップできます。

給与計算・年末調整の補助

  • 目的:従業員のお給料と源泉税を正しく計算し、年末に過不足を調整。
  • 主な作業:勤怠データ・マスタの確認、下準備(住所・扶養の更新、帳票出力など)。
  • 未経験の入口:フォーマットへ正確に転記する作業から。

会計事務所では年末調整業務によって年末年始が繁忙期シーズンになりがちです。
会計登録と付随して給与計算や年末調整といったことも徐々に覚えていくことになります。

税務申告サポート

  • 目的:税金の申告書を期限までに提出できるよう、資料と数字を整える。
  • 主な作業:必要資料の回収・整理、入力内容の突合、簡単なチェック表の作成。
  • 未経験の入口:フォルダ整理・不足資料のリスト化などから。

決算とあわせて税金計算をしますが、この税金計算業務は会計事務所に求められている大きな役割となります。
ただし、専門性が高くなってきますので、税理士資格を保有している社員や経験年数を重ねた社員や向上心がある社員が対応することになります。

証憑整理・電子化(スキャン)

  • 目的:領収書・請求書などを見つけやすく・保管しやすくする。
  • 主な作業スキャン→ファイル名ルールで保存→フォルダ分け
  • 未経験の入口:ルールどおりに名前を付ける・並べるだけで戦力に。

クライアントから、多くの紙資料の提供やデータ提供があります。
この資料・データは、その後の会計入力のもとになるものになりますので、資料・データ整理をきちんとすることは全体業務の中でもとても重要な業務となります。

事務・コミュニケーション(内勤サポート)

  • 目的:所内とお客様のやり取りを滞りなく回す。
  • 主な作業:電話・メールの一次対応、資料の受け渡し管理、発送。
  • 未経験の入口:テンプレに沿った定型連絡進捗メモづくりから。

会計事務所もサービス業になりますので、クライアントとのコミュニケーション、事務所内でのコミュニケーションはとても重要になります。

こんな方に向いています

  • コツコツ作業が好き、正確に進めるのが得意
  • 家計簿やメモ管理など、小さなルール運用が苦にならない
  • PCの基本操作(タイピング・Excelの四則演算)ができる

よくある質問(超ざっくり)

Q:簿記は必須?
  → 必須ではないですが、最低限、3級レベルは必要になると思います。

Q:在宅はできる?
  → 「まずは出社でルール習得→ハイブリッド→在宅比率UP」が一般的のようです。

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